ナリス化粧品、たるみの原因は重力による皮膚表層の細胞面積拡大

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2018.09.25

編集部

株式会社ナリス化粧品(大阪府大阪市)は、たるみの原因として、重力による皮膚表層の細胞拡大の関与を発見した。ドイツ・ミュンヘンで開催されたIFSCC 2018 CONGRESS(9月18日~21日開催)において発表した。

肌のたるみは、特に高齢層の女性の悩みとして一般的だが、今までの研究では、たるみの発生理由は、皮下脂肪や、真皮の衰えなど、皮膚の奥深くに原因があるとされてきた。

しかし、物体の形状変化は物体表面の形状変化なくしては生じない。今回の研究で、深刻なたるみのある部位ほど、皮膚の表面で角層細胞が大きくなっていることがわかった。

また、若い細胞では、重力のかかり具合に応じて細胞を拡大・収縮する力があるが、年をとった細胞では重力に応答する力が減少することもわかった。

今回、シソ科の多年草である「クミスクチン」に、重力による細胞拡大を抑制する効果があることを発見した。化粧品の効果が届きやすい皮膚表層にこの成分を届けることは、いわば、肌のコルセットの役割を果たすことができるとしている。

この技術は特許出願済みで、今後、スキンケア品への搭載を予定している。

参考リンク
株式会社ナリス化粧品

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