世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

肥満女性の減量に「プチ断食」が大きな効果

いわゆる「プチ断食」が肥満女性の健康改善に効果があったという研究が18日、 豪アデレード大学からプレスリリースされた。研究の詳細は、「Obesity」オンラインに掲載されている。

 同大学は、主導する肥満女性に対する間欠的な断食(intermittent fasting、プチ断食)研究のfastingobesityResearchで、慎重に管理された10週間の食事療法後の女性の健康調査を実施した。対象女性はBMI2540、年齢3570歳の88人。典型的なオーストラリアの食事とされた、脂肪35%、たんぱく質15%、炭水化物50%に調整した食事を摂った。まず朝食を摂ってから24時間食事を控え、その後24時間は食事を摂り、また断食を行うというサイクルの食事療法を行った。

 アデレード大学および南オーストラリア保健医療研究所(SAHMRI)の主任研究員であるAmy Hutchison博士は、「最も成功した参加者では、10週間の試験期間中、毎週0.51.0kgの体重減少が見られた」と述べ「成功したのは、食事は必要なエネルギー摂取量の70%で、間欠的断食を行った女性。食物摂取量を減らさずに間欠的断食をした、食物摂取量を減らしたが断食しなかった、または食事をまったく制限しなかった女性では体重の減少は見られなかった」と続けた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP