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体重リバウンドの予測因子とは?

体重リバウンドの可能予測因子の特定を目的とした研究論文が420日、「Obesity」オンラインに掲載された。

本研究は、安静時代謝率、身体活動エネルギー消費量、および減量後の食欲減退の変化が減量成功1年後の体重回復(リバウンド)と関連しているかの評価を目的とした。8週間の超低エネルギー食、続いて4週間の普通食と1年間の体重維持プログラムを受けた肥満成人36人を対象とした。研究参加者らは、13週目に平均17%の減量を達成していた。安静時代謝率、身体活動エネルギー消費量、食欲評価、活性グレリン、ペプチドYY、グルカゴン様ペプチド-1、コレシストキニン、インスリン濃度をベースライン、13週目、および1年目に測定した。

その結果、1年後のリバウンドは2.5±9.0キログラムだった。体脂肪量と除脂肪量の両方が13週目に減少したが、1年間持続できたのは体脂肪量の減少のみだった。減量は、安静時代謝率および身体活動エネルギー消費量の減少、空腹時/食後インスリン、空腹時感の増加、および空腹時/食後の活性グレリンと関連していた。安静時代謝率、身体活動エネルギー消費量、または食欲の変化と1年後のリバウンドに有意な相関は見られなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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