インドアタンニング関連論文の一部に業界の影響
2020.02.14
国際部
インドアタンニングや日焼けサロンに関する論文の結果にサロン関連企業や業界からの資金提供が影響しているかを評価した結果が2月5日、「BMJ」オンラインに掲載された。
インドアタンニングと健康の関係を論じた原著論文や症例報告などから357本、論評やエディトリアルなどから334本の文献が今回の系統的レビューの対象となった。全体で50本(7.2%)が日焼けサロン関連企業からの資金援助を受けていた。また、全体で74本(10.7%)がインドアタンニングを支持し、27本(3.9%)は中立、590本(85.4%)は批判的だった。資金援助がない文献に限ると、27本(4.4%)がインドアタンニングに好意的、22本(3.5%)は中立、571本(92.1%)は批判的だった。資金援助がある文献ではそれぞれ39%(78%)、5本(10%)、6本(12%)だった。
インドアタンニングに関する文献のほとんどが業界からの資金援助とは無関係だった。しかし、業界と金銭的な関係がある文献では、インドアタンニングを支持する傾向があることがはっきりしていた。