テクノロジーの進化と座位時間の関連

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2020.10.16

国際部

先進国と発展途上国の一般人口の比較で身体活動と座位時間を検討した結果が10月12日、「BMJ Open Sport & Exercise Medicine」オンラインに掲載された。

血流や筋肉の代謝低下で心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病発症とも関連する座位時間の長さが問題となっている。今回の研究は、サハラ以南アフリカの国・マラウイの農村部に住む成人のサンプル(15~85歳の414人)を対象に、ActiGraph加速度計の装着による身体活動と座りがちな行動パターンを評価。さらにマラウイでのこの行動パターンを、同じ方法論を使用して収集および分析された米国のデータと比較した。

その結果、マラウイの成人のMVPAおよび軽度身体活動のレベルは、米国の集団で観察されたものよりも大幅に高く、米国人の座位時間は毎日2時間近く長かった。「米国での現在の活動レベルをマラウイでのライフスタイルと比較すると、私たちが驚くほど活動的でないかがわかる。テクノロジーが支配する現代的なライフスタイルが身体活動や座位時間に影響している」と筆頭著者のMichael Pratt医学博士は述べている。

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