筋肉の硬度測定で使用されるMyotonPRO組織高度計が皮膚の硬さ評価に利用できないかを検討した試験結果が10月20日、「Skin Research and Technology」オンラインに掲載された。

MyotonPRO用の4つの交換可能なプローブ（L字型の短型プローブまたは中型プローブ、標準の円筒形フラットエンドプローブ、ディスクアタッチメント付きの同じ標準プローブ）を用意した。健康な若い女性30人の鎖骨、掌側前腕、すねを対象に、皮膚の硬さの測定テストを行なった。

その結果、検査した3か所すべての領域で得られたL字型の短型プローブと中型プローブによる硬度に有意差はなかった。標準プローブ2種（円筒形フラットエンドプローブ、ディスクアタッチメント付き）による硬度は、L字型プローブでの値と大幅に異なった。標準プローブの2種間の硬度には有意差があった。L字型プローブ2種は皮膚の硬度測定に優れた信頼性を示した。