ユニリーバ、米ベンチャーSolazyme社と藻類オイルの供給契約

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2013.10.3

編集部

英蘭ユニリーバは米バイオマスベンチャーのSolazyme社と藻類生成油の供給契約を結んだと米ニューヨークタイムズ紙は、このほどウェブ上で報じた。契約では、同社は、まず2014年から12~18ヶ月を通してSolazyme社が製造する藻類生成油の約300万ガロンを購入することで合意したという。

両社は5年前より、持続可能な原料の共同開発を進めていた。開発された藻類生成油はパーソナルケアブランドのDave(ダブ) と男性用ヘアケアブランドBrylcreemの製品ラインの成分に使用する計画。

ユニリーバは2020年までに原材料100%を持続可能な有効資源で調達するという高い目標を掲げている。2012年の目標数値30%は既に達成しており、今回の契約は、2015年持続可能な原料調達50%に向けた取り組みと考えられる。

Solazyme社はサンフランシスコを拠点にバイオマス燃料の開発を進めるベンチャー企業。微細藻類から特定の特質を持つオイル、タンパク質、糖分の生成の研究開発をしている。同社最高経営責任者のジョナサンS.ウォルフソン氏は両社が開発したオイル成分が製品として初めて実用化されることを第一歩に再生可能な資源のプラットフォームを構築したいとしている。

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