日本DSS学会、第37回学会を6/29・6/30に開催!登壇テーマ「科学技術が拓くDDS」とは?

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2021.04.16

編集部

日本DDS学会(東京都文京区、理事長 松村保広氏 )が、2021年6月29日(火)・30日(水)に幕張メッセ国際会議場にて第37回日本DDS学会を開催する。

同学会は、医師や大学・研究所の研究者、製薬企業等で創薬に従事する研究者・技術者など多岐にわたる会員で構成されており、「医学、薬学、工学の異分野融合を目的とし、基礎研究、モノヅクリ、臨床開発まで領域の垣根を越えた幅広い活動を行なう」世界的に稀有な学会。多角的な視点から研究を進めることで、国際的にもナノテクノロジー領域において指導的立場にある。

DDS(ドラッグデリバリーシステムラッグデリバリーシステム:drug delivery system)とは、体内での薬物分布を制御することで、薬物の効果を最大限に高め、副作用を最小限に抑えることを目的とした技術のこと。薬剤が目的の場所に効率良く届くことで、的確な効果が得られ投薬量の減少が期待でき、 投薬が必要な場所でのみ薬剤が働くことで副作用を抑えることができるしくみ。そのためにはナノテクノロジーが必須となり、同学会ではよりよい医療提供を目指し、研究を進めている。

今回開催される第 37 回日本 DDS 学会学術集会のテーマは「科学技術が拓く DDS」。

特別講演には、光触媒反応の発見者であり、世界的な化学者である東京理科大学栄誉教授の藤嶋 昭氏が「科学技術が開拓する産業と医療について」、Takeda Austria の Peter Turecek氏の「DDS における科学に高い重要性を持つポリエチレングリコール(PEG)修飾タンパク質について」の2本を予定。

また、基礎科学の観点から新たな視点として中分子創薬に焦点をあてたシンポジウム、さらに DDS 技術によるワクチンイノベーションの最前線、及びこれまでとこれからの 10 年におけるがん標的療法といったシンポジウムを開催する意向。

技術革新がめざましいナノテクノロジー、抗体デリバリー、核酸医薬品、再生医療分野を含めた領域に焦点をあて、医療現場から最新のテクノロジーに関するシンポジウムと期待される。

<第 37 回日本 DDS 学会学術集会概要>
日時:2021年6月29日(火)・30日(水)
会場:幕張メッセ国際会議場
テーマ:科学技術が拓くDDS
参加方法:サイトから事前申し込み登録
登録期間:2021年5月25日(火)まで
参加費:一般(会員):9,000円、一般(非会員):18,000円、学生(院生を含む):4,000円
*当日参加も可能

参考リンク
第 37 回日本 DDS 学会学術集会
日本 DDS 学会

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