脱毛症治療に青色発光ダイオードが有望

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2021.06.16

国際部

男性型脱毛症への青色発光ダイオードの有効性を示した最初の前向き研究が6月8日、「Lasers in medical science」オンラインに掲載された。

イタリアのMagna Graecia University皮膚科ユニットで行われた今回の試験では、男性型脱毛症の20人の患者を対象に青色発光ダイオード(blue LED light device at 417±10nm、fluence of120J/cm2、power intensity of 60 mWcm2±20%)による週に2回、連続10週間の治療を実施した。効果は標準化された全体的な写真を使用した毛髪密度と毛幹の太さの推定により、治療終了前と終了後1か月で臨床的に評価された。

その結果、10週後の毛髪密度と毛幹の太さの増加は患者の90%で確認された。写真での脱毛症の改善は患者の80%で見られた。重篤な有害事象はなかった。著者らは、これらの有望な結果について、この予備研究に続き、さらなる試験が必要であるとしている。

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