世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

脱毛症治療に青色発光ダイオードが有望

男性型脱毛症への青色発光ダイオードの有効性を示した最初の前向き研究が6月8日、「Lasers in medical science」オンラインに掲載された。

イタリアのMagna Graecia University皮膚科ユニットで行われた今回の試験では、男性型脱毛症の20人の患者を対象に青色発光ダイオード(blue LED light device at 417±10nm、fluence of120J/cm2、power intensity of 60 mWcm2±20%)による週に2回、連続10週間の治療を実施した。効果は標準化された全体的な写真を使用した毛髪密度と毛幹の太さの推定により、治療終了前と終了後1か月で臨床的に評価された。

その結果、10週後の毛髪密度と毛幹の太さの増加は患者の90%で確認された。写真での脱毛症の改善は患者の80%で見られた。重篤な有害事象はなかった。著者らは、これらの有望な結果について、この予備研究に続き、さらなる試験が必要であるとしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP