ウェアラブル技術併用で不眠症治療の有効性改善

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2021.08.31

国際部

オンラインで睡眠改善コースを受講するデジタル行動療法(dBTi)にウェアラブルデバイスを用いることで治療効果の改善が見られるかを検討した論文が8月20日、「Behavioral sleep medicine」オンラインに掲載された。

今回、3週間のパイロット試験はdBTiプログラム(SleepFix®)を用いて行われた。不眠症の症状のある128人の参加者は、dBTiに睡眠データを同期するウェアラブルデバイスを併用したグループ(62人)とdBTiのみのグループ(66人)に無作為化された。評価は不眠症重症度指数(ISI)およびピッツバーグ睡眠品質指数(PSQI)で行われた。

治療前から治療後まで、グループ間でISI変化スコアに差はなかった。dBTi +ウェアラブルグループは、dBTiグループと比較して覚醒後入眠、入眠潜時、および総睡眠時間で大きな改善が見られた。今回の調査結果は、補助的にウェアラブルデバイスを使用することでデジタル行動療法(dBTi)の有効性を改善する可能性があることを示唆している。

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