「KANEBO」、タブレット端末リニューアルで使用済み機器900台を児童養護団体に寄付

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2021.11.3

編集部

化粧品ブランド「KANEBO」(株式会社花王/東京都中央区/代表取締役社長執行役員:長谷部佳宏)は10月29日、タブレット端末のリニューアルに際し、使用済みタブレット端末約900台を、児童養護施設や里親家庭などで暮らす子どもたちを支えるNPO法人「ライツオン・チルドレン」へ寄付したと発表した。

今回KANEBOが寄付したタブレット端末は、日本IBMのリユース事業により資金化される。ライツオン・チルドレンはその資金を活用して、施設・里親など関係者の協力を得ながら、子どもたちへのパソコンの寄贈や、ITリテラシーの講習会などを無償で提供する。

KANEBOはこの取り組みについて「児童養護施設や里親の家庭などで暮らす子どもたちの多くは、高校卒業と同時に施設・里親を離れるため、スマートフォンや生活必需品は買えても、パソコンを購入する余裕はないこともあります」とする一方、「進学や就職を考える時、ITリテラシーを身に付け、パソコンの操作に慣れていることはアドバンテージとなり、自分で未来を切り開く力の一つになります」と、その思いについて語っている。

なお、ライツオン・チルドレンは、社会的養護のもとで暮らす子どもの学びや自立を支える非営利団体。2014年から定期的に、児童養護施設・里親家庭で暮らす高校生や出身者向けのパソコン講習会を開催し、子どもたちへパソコンを贈ってきた。

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