美容整形と摂食障害発症リスク

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2021.12.2

国際部

美容整形を希望する患者の摂食障害の有病率を検討した研究結果が11月2日、「Journal of Plastic, Reconstructive & Aesthetic Surgery」オンラインに掲載された。

さまざまなタイプの美容整形を希望する212人の患者(女性198人、男性14人)を対象に、神経性食欲不振症、神経性過食症、過食症などの摂食障害の有病率、および併存疾患を調査。摂食障害とその他の精神障害の評価には、DSM-IV精神障害の構造化臨床面接(SCID)axis 1を用いた。

その結果、摂食障害の有病率は8.0%で、生涯有病率は11.3%だった。神経性食欲不振症は主に豊胸手術(有病率7.4%、生涯有病率11.1%)および鼻形成術患者(同6.3%、12.6%)で多かった。脂肪吸引患者では神経性過食症(同10%、13.3%)、腹壁形成術患者では過食症(同10.8%、10.8%)が多かった。一般集団の有病率データとの比較で、これらタイプの手術における摂食障害の有病率について有意水準に達することが確認された。また、摂食障害は、特定の美容整形に従って分布している。摂食障害の有病率は、身体醜形障害の有病率と同等だった。

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