眼瞼下垂へのオキシメタゾリンで白目が美しく
2022.06.6
国際部
眼瞼下垂への局所オキシメタゾリンの効果を検討した結果が6月発行の「Aesthetic Surgery Journal」に掲載された。
オキシメタゾリン塩酸塩0.1%点眼液は、米国で承認された最初の眼瞼下垂の治療薬である。今回の研究の目的は、眼瞼下垂29人を対象に、オキシメタゾリン塩酸塩0.1%点眼後の上眼瞼と下眼瞼の位置、および強膜(白目)の色を評価することだった。
その結果、ベースラインでの瞳孔の中心に対する上まぶたの高さ(MRD1)は2.3mmだった。オキシメタゾリン治療の2時間後、平均MRD1は4.2mmに有意に増加した。瞳孔の中心に対する下まぶたの高さ(MRD2)も5.3mmから5.7mmに大幅に増加した。治療後、眼の強膜は著しく白くなり、平均ΔEab(色の変化)は9.7 であり、58個の眼のうち57個で有意な色の変化が確認された。