ニキビの重症度に対する地中海式食事の影響を検討した症例対照研究の結果が6月1日、「International journal of women’s dermatology」オンラインに掲載された。

地中海式食事は、抗炎症作用のあるポリフェノールが豊富なバージンオリーブオイルとナッツをベースにしている。今回の研究の目的は、フランス人女性における地中海式食事の順守と顔面のニキビ重症度との関連を評価することだった。軽度から重度のニキビのある40人の女性と40人の対照被験者を対象とした症例対照観察研究がフランスのNantes Hospitalで行われた。PREvención con DIeta MEDiterránean質問票に基づき地中海式食事の順守が評価された。訓練を受けた皮膚科医によるグローバル評価ニキビ重症度スコアを用いた評価も実施した。

その結果、グローバル線形モデルはニキビ重症度と地中海式食事の順守との間に有意な負の相関関係を示した。研究者らは、ニキビ管理に全体論的アプローチを使用することの重要性を確認したと述べている。