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アメリカの高所得消費者は2022年上半期、90億ドルを美容製品に支出

米グローバル情報会社NPDグループは、 年間世帯収入が 100,000 ドルを超える米国の高所得消費者は、2022 年上半期に約 90 億ドルを美容製品に支出したという調査結果をこのほど発表した。ジェネレーション X とミレニアル世代を筆頭に、市場での購入者の増加と消費者の支出額の増加が奏功して前年に比べて14%増加した。

美容消費者の支出の増加は、メイクアップとスキンケアの2つのカテゴリーで堅調だった。ビューティー市場での購買動向を追跡する NPD Checkout Omnichannel Tracking によれば、平均所得の女性では 74% がフェイシャル スキンケア製品を使用し、67% が化粧品を使用しているのに対し、高所得世帯の女性は各カテゴリーで 80% を超える使用率を示した。

ジェネレーション X は、NPD の「フェイシャル スキンケア消費者レポート」によれば、スキンケア市場で優良な成長株とみなされている。2022年上半期にフェイシャル スキンケア製品の使用は減少傾向にある中、ジェネレーション X は、昨年と比較して使用が安定している唯一の世代となった。ジェネレーション Xは、最も多く使用するミレニアル世代とほぼ同じ数の製品を使用しており、他のどの世代よりも高価な製品を購入する傾向があると分析されている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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