紅茶はダイエットに効果的?ーアメリカ臨床栄養ジャーナル発表
2013.11.13
編集部
紅茶はダイエットに効果があるという新しい研究がAmerican Journal of Clinical Nutrition(米臨床栄養ジャーナル)の12月号で発表された。同ジャーナルでは、2012年9月に米国農務省(USDA)が開催したヒトの健康をテーマにした第5回国際科学シンポジウムに参加した世界的に有名な科学者からのプレゼンテーションに基づいた論文を紹介している。
ジャーナルに取り上げられた論文の中で、茶葉ポリフェノールは、体重減量を促進する可能性があるという。紅茶に含有される茶ポリフェノールとカフェインがエネルギー消費と脂肪の酸化を促す作用があることが分析結果として論じられた。
1ミリグラムのカテキンあたり0.13カロリーに相当するエネルギー消費があることを示唆しており、関連するレビューでは、研究対象者に通常の食事と一緒に紅茶を飲んでもらった結果、12週間で平均2.9ポンド(約1.3キログラム)の体重減少が得られたという。
また、紅茶を飲む習慣がある人は飲む習慣がない人と比較するとボディマスインデックス( BMI)が低く体脂肪率が低い結果も表れたとしており、紅茶は理想的な体重を維持するためにある利点を提供するかもしれないと示唆している。