食品の価格が上がると血糖値も上がる

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2014.02.20

国際部

食品価格と2型糖尿病患者の血糖値に関連があることが2月13日、「American Journal of Public Health」オンライン版に掲載された。

研究者らは、1999-2006年の米国国民健康栄養調査のデータと、四半期ごとに発表される食品価格データ(the Quarterly Food-at-Home Price Database)をリンクさせ、食品価格の高騰や血糖値との関連を検討した。その結果、農産物や低脂肪乳製品の価格は、2型糖尿病患者の血糖値と関連していることがわかった。

農産物や低脂肪乳製品価格の上昇後3カ月に、患者の糖化ヘモグロビンと空腹時血糖値の上昇が確認できた。食料価格は高所得の人々に比べて、低所得者の血糖値と大きな関連を持っていた。

この研究結果は、食品価格が健康に直接的な影響を与えることを示唆した。日本でも、昨今の大雪の影響のほか、TPPのゆくえ、4月からの消費税増税などをひかえ、食品価格の高騰だけではなく健康への影響にも注意が必要かもしれない。

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