新しい人工甘味料が米国で承認された
2014.05.27
国際部
味の素が作った人工甘味料「advantame」が5月19日、アメリカ食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration) で承認された。
advantameは、砂糖の約20,000倍-40,000倍の甘みを持つ人工甘味料。ほとんどまたは全くカロリーを含まず、血糖値を上げない。水に溶け、高温でも安定している。低カロリー食品への使用のほか、調味料として風味の増強、ガムの甘味持続効果などへの応用が期待されている。
味の素は人工甘味料のアスパルテームで有名。advantameはアスパルテームと3-ヒドロキシ-4-メトキシ-フェニルプロピオンアルデヒドとの還元アルキル化反応で合成されるジペプチドメチルエステル誘導体。アスパルテームの90-120倍の甘みを持つ。日本では2013年から評価が行われており、2014年内には認可される予定とも言われている。