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フライト中の紫外線は2倍

航空機のパイロットや客室乗務員は、飛行中に高いレベルの宇宙線や紫外線に晒されるため、皮膚がん(メラノーマ)の発症比率が高いと言われている。乗務員と皮膚がんの関係を確認した論文が9月3日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

民間機の乗務員と皮膚がんの関係を調査し、すでに発表されている19件の論文(対象者26万6431人)を分析した結果、皮膚がん(メラノーマ)の発症率は一般の人に比べ、パイロットで約2.22倍、客室乗務員で2.09倍だった。研究者らは、さらに研究を進め、メラノーマ発症が2倍になるメカニズムと乗務員を守る対策が必要としている。

飛行高度1万メートルにもなると紫外線の強さは地上の2倍とも言われている。旅行やビジネスで飛行機に乗るときには、エコノミー症候群、乾燥による肌やのどへの影響のほか、窓際の席での紫外線にも注意が必要かもしれない。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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