最強のストレス解消法・みんなで自然の中をウォーキング
2014.09.26
国際部
米ミシガン大学の9月23日付のプレスリリースによると、ストレス解消のために良いと言われることは、新鮮な空気を吸う、散歩、人と会うこと。これらが実際に気持ちをやわらげ、気分を良くするという大規模研究が行われ、「Ecopsychology」誌最新号に掲載された。
研究は、英国内でヘルス・プログラムの一環としてウォーキングを行っている1991人を対象に、米ミシガン大学、デ・モント大学と英エッジ・ヒル大学の研究者らが実施した。その結果、グループで行う自然ウォーキングの参加者が抑うつ状態とストレス度が低く、精神的な健康状態と幸福感が高いことがわかった。特に最近、病気になるほどの強いストレスを受けた人、死別、離婚、失業などの経験をした人に効果的だった。
「ウォーキングは安価で低リスク、簡単にできる運動であり、これに自然とグループを組み合わせることで、とても強力なストレス解消法となる。今回の調査では、グループでの自然ウォーキングに参加することで、日常をポジティブにし、うつ病などの深刻な状態へも薬物を使用しないで効果が上がる可能性があることがわかった」と研究者らは述べている。