フェカリス菌入りの乳性飲料が腸内改善に有効と伊藤園が発表

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2012.06.22

編集部

(株)伊藤園の中央研究所は、フェカリス菌(殺菌体)入りの乳性飲料を継続的に摂取した場合の善玉菌の増加と便通効果を臨床試験で確認。これを6月14日に神戸市産業復興センターで行われた「第16回 腸内細菌学会」で発表した。

 

人間の腸内の数百種類の腸内細菌のうち、善玉菌は腸内環境改善作用と免疫力を高める感染防御作用、発がん抑制作用、アレルギー症状の改善に作用するとの報告がある。そこで善玉菌を腸内で優勢にして、よりよい腸内環境にすることが現在求められている。

 

フェカリス菌は、加熱殺菌処理後、殺菌体となっても菌体成分が腸内で有益な働きをするということが明らかになったことを踏まえ、20~39歳の便秘気味な日本男女24名(以下、被験者)に臨床試験を行った。

内容はフェカリス菌(殺菌体)やオリゴ糖を含まない対照飲料群(プラセボ群)とオリゴ糖を含むフェカリス菌(殺菌体)入り乳性飲料2タイプ(フェカリス菌1000億個の低用量群・フェカリス菌1兆個の高用量群)の飲料群の使用を、無作為に8名ずつに分けて摂取するというものだ。

 

その結果、オリゴ糖を含むフェカリス菌入り乳飲料2タイプを摂取した被験者から、善玉菌の増加が見られ、便通も有意に改善。フェカリス菌(殺菌体)入り乳性飲料(オリゴ糖含む)を摂取することで、腸内環境が改善されるという結果が出た。

株式会社伊藤園の中央研究所では、今後もフェカリス菌、オリゴ糖による乳性飲料の効果を検証、メカニズムの解明の研究を続けていくと報告した。

 

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会社名|(株)伊藤園:公式サイト
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