米エスティローダーは、ニューヨークを拠点に急成長している高級フレグランス「Le Labo」（ルラボ）を買収する契約を正式に結んだと10月17日、発表した。買収額など詳細については明らかにしていない。

ルラボは2006年、エディ・ロスキーとファブリース・ペノーの両氏が個性を尊重した普遍的な香りをテーマに創業した革新的な香水ブランド。創業当初からオーダーメイドで注文を受け、最終調合を個別に対応してフレブランスを提供している。この卓越したサービスと高品質で愛好者を急速に増やした。現在、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、東京、香港に独立店舗を展開し、世界の主要都市の高級デパートなどにも進出している。フレグランス、ボディケア製品、キャンドルを販売するほか、独立店舗では「シティ・エクスクルーシブ」と称する地域をテーマに開発したオリジナル香水を限定販売している。日本では、LE LABO Japan (ルラボ　ジャパン）の本店が東京代官山に2013年夏に開店。

エスティローダーのファブリツィオ・フリーダ社長兼最高経営責任者は、今回の買収について、「ルラボは同社の高級ビューティー・ブランド・ポートフォリオに最適な会社」と評価、この個性的なブランドのさらなる成功を積み重ねていくことを楽しみにしている、とコメントしている。