毎日のヨーグルトで糖尿病も予防できるかも
2014.11.27
国際部
毎日のヨーグルトで糖尿病を予防できる可能性があるという研究が11月25日、「BMC Medicine」オンライン版に掲載された。
米ハーバード大学公衆衛生学のFrank B Hu氏らは、医師や看護師などの医療関係者の病歴や生活習慣を長期追跡している3つの大規模研究の成果をまとめた。3つの研究の参加者はそれぞれ、男性医師など5万1529人、男女看護師が23万8371人だった。
参加者のヨーグルト摂取頻度と摂取量が糖尿病の発症と関係しているかを調査したところ、1日1回ヨーグルトを食べている人は、まったく食べない人に比べて糖尿病発症リスクが17%低下したことがわかった。また、毎日のヨーグルトを10年以上食べ続けている人と、10年未満の人で調査したところ、どちらにも糖尿病リスクの低下が見られた。
これは「ヨーグルト」にのみ見られる効果で、牛乳・チーズなどの乳製品では効果はなかった。研究者らは、ヨーグルトの種類(ギリシアヨーグルトかどうか、脂肪分調整かどうかなど)は区別していないと述べている。