“動くのがおっくう”は老化のサイン!?
2012.11.9
編集部
「脱かくれ老化プロジェクト」実行委員会は、“憂うつ”“おっくう”の原因は「かくれ老化」にあったと発表した。
脱かくれ老化プロジェクトは、城西大学薬学部の真野教授、東京海洋大学の矢野教授ほか、新田ゼラチン株式会社、株式会社ニッタバイオラボなどが協同で運営するプロジェクトで2012年10月に設立。40~50代の老化に対する認識を深めるのと同時に、「かくれ老化」から脱することの重要性を啓発するとしている。
「かくれ老化」とは、30代までは気にならなかったカラダに現れる変化のこと(実行委員会)。具体的に変化が現れるのは、筋肉・骨・関節などカラダを動かす器官と髪・爪・歯・肌など外見的な部位。気づかずに放っておけば、10年後20年後、寝たきりや介護が必要になるなど大きな変化となって現れる。そういった状態を避けて元気に自分らしく生きられるように、同委員会では今から老化に対する認識を深め、かくれ老化から脱するように情報発信するとしている。
今回の調査は40~50代の1000名を対象に「かくれ老化」と心の健康の相関関係を明らかにするために同委員会によって実施された。それによると、「かくれ老化」該当者は、健康な人よりも憂うつと感じやすい傾向にあることがわかった。また、「かくれ老化」が気になって笑顔を避ける人が健康な人の4.6倍であることもわかった。
同委員会では「かくれ老化」がもたらす運動器の不自由さがカラダを動かすことへの憂うつさや面倒といった心の不健康を引き起こしたり、シワやたるみ、歯などの外見上の変化が、笑うことを控えさせているとし、その対策が重要であるとしている。このような現実を踏まえ、今後はさまざまなシーンにおいて「かくれ老化」から脱するための情報を発信していくとしている。
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脱かくれ老化プロジェクトPR事務局
TEL:03-5572-6062