オンラインデート成功のコツを医学的に研究する

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2015.02.17

国際部

「科学的根拠に基づいて」を意味する「エビデンスベースド」という言葉は、医療の現場から政策決定にまで、さまざまな分野で使用されている。例えば、医師の個人的な慣習や経験に基づいて行われてきた治療を、統計や数値の裏付け、研究結果に基づいて行うようにしようというもの。「Evidence-Based Medicine」オンライン版に2月15日、オンラインデートのサイトで初デートに至るまでのアプローチを「エビデンスベースド」で研究した論文が掲載された。

英国クイーン・メアリ大学Barts and the London School of MedicineのKhalid Khan教授らは、心理学、社会学、コンピュータ、行動学、神経認知科学などの論文3938からの引用と86の研究を対象に調査分析を行った。

その結果、オンラインデートのサイトで最初に目を引くものとしては、アルファベットで前半分の文字で始まるハンドルネーム、印象的な画像、読みやすいタイトルが挙げられた。個人プロフィールの中では、ルックスについての記載やユーモアのある言葉があるほうが好ましく映った。オンライン通信があった場合は、純粋に興味があるという印象、迅速な回答、自分についての情報開示、ウェブカメラでは物まねなどの動き、批判的な言動は避けること、ユーモアがあること、デートの約束までに時間をかけないことが、良いアプローチとされた。研究者らは、魅力と説得力の研究がオンラインデートを成功させる「エビデンスベースド」のアプローチとしている。

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