日本の漢方薬のイメージ、「安全性が高い」

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2015.06.4

編集部

logo一般社団法人 漢方産業化推進研究会(東京都千代田区)の平成27年度第1回研究会では、中国市場における漢方薬の参入に向けた基礎調査結果が報告された。それによると、日本の漢方薬の服用経験者は1割程度だったが、「安全性が高い」というイメージを持たれていることがわかった。

日本の漢方薬について、「現在、服用している」「服用したことがある」の割合は全体の1割程度にとどまり、「名前は知っているが、服用したことがない」が約半数程度となった。世代別で見ると、20代で「現在、服用している」「服用したことがある」と回答している割合が高く、14%を占めている。

購入先については、「中国の薬房(チェーン店および独立店)」の割合が高く、次いで「中国のインターネットショッピングサイト」「中国の中医薬店(老舗の薬局)」となっている。世代別では、20代では「中国の薬房」、30代では「中国の中医薬店」、40代では「日本の免税店」「日本の漢方専門薬局」が多く占めた。

日本漢方薬に対するイメージについては、「効果が期待できる」「安全性が高い」「副作用が少ない」の割合が高く、良質な製品という印象を与えている。世代別では30代で「効果が期待できる」「安全性が高い」の割合が高く、40代では「価格が高い」と感じている割合が高かった。また、地域別で見ると、華南地域で「効果が期待できる」という割合が高い。

こうした結果から、日本漢方薬の普及拡大には、「安全性」をキーワードにプロモーションしていくことが必要だと結論付けた。

参考リンク
一般社団法人 漢方産業化推進研究会

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