女性の9割が「水毒」!?
2015.06.22
編集部
「水毒」という言葉をご存知だろうか?中医学で、体に余分な水分がたまっている状態のことを言う。その原因は、水分を必要以上にとったり、排泄機能が低下していることにある。そして、この「水毒」は、むくみや冷え、こりといった不調、肌荒れやくすみなどを起こすと考えられている。
株式会社オレンジページ(東京都港区)が刊行した『からだの本vol.01』では、最近、女性に増えている「水毒」について、「乳トレ」「おっぱい番長」などメディアで話題の経絡整体師・朝井麗華先生に伺った。
朝井先生によれば、約9割もの女性が水毒に陥っているとか。「女性はもともと冷えやすく、そのうえ、水分を全身に送るポンプの役割をする筋肉量が少ないのが理由。また、デスクワークが中心で運動不足のことが多いのも原因のひとつ」。
中医学では、健康で美しい体を保つには「気(エネルギー)、血(血液)、水(体液)」がバランスよく体内を循環していることが重要とされている。さらに、この3つは互いに影響を及ぼし合い、関連して動くのが特徴。そのため、3つのうちどれかひとつでも滞ると、他の2つも働きが悪くなってしまう。
こうした悪循環を断ち切るためには、「水毒」を解消して、体内の水の流れをよくするのがカギ。水はすぐにたまってしまう一方、動かしやすい性質があるため、食事や生活環境など多くの要因に左右される気や血と比べると、改善しやすい。経路刺激・温め・水分コントロールなどによって、水毒を流すことができる。
- 参考リンク
- 『からだの本vol.01』