肥満の人は関節リウマチのリスクが少ない?

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2015.09.11

国際部

肥満によって関節リウマチのリスクが減ることが9月8日、「Rheumatology」オンライン版に掲載された。

太るから膝が痛いのか、膝が痛いから太るのか…関節の痛みと肥満の関係は密接であると考えられている。スウェーデン・スコーネ大学病院の研究者らによる今回の調査では、それぞれが3万447人と3万3346人という2件の大規模健康調査のデータから、肥満と関節リウマチのリスクとの関連を検証した。

それぞれの健康調査から172人(男性36人、女性136人)と290人(男性151人、女性139人)の関節リウマチ患者を同定した。男性では過体重または肥満であることと関節リウマチリスクの低下と関連が見られた(オッズ比0.33)。女性ではこの関連は見られなかった。喫煙などの交絡因子を考慮してもこの結果に変更はなかった。

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