全身のほくろの数を数えたことありますか?
2015.10.23
国際部
全身の「ほくろ」の数を数える簡単な方法が10月19日、「British Journal of Dermatology」オンライン版に掲載された。
「ほくろ」は皮膚がんの一種である黒色腫の危険因子のひとつであり、このため「ほくろ」の数はリスクの高さを表す可能性があるという。
今回の研究は、英国の健康な女性の双子3694人を対象に実施された。その結果、30歳以降でほくろの数が減少することが分かった。ほくろの数が多かった部位は腕と脚だった。そのうち腕のほくろは全身のほくろの数を推計するために有効だった。右の腕に11個以上のほくろがある女性は、全身のほくろが100個を超えているケースが高いことも分かった。
この論文を受けて、英国の新聞The Guardian、Daily Mirror、The Daily Telegraphなど各紙とBBC放送が「右腕にほくろが11個以上あるのは皮膚がんリスクが大きい」と報道したため、大きく注目されることとなったようだ。