米国の新「栄養成分表示」実施に向けた企業用サイト開設

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2016.08.9

国際部

米国食品医薬品局(FDA)は8月3日、先に発表した改正「栄養成分表示」に準拠した企業向けの産業リソース(Industry Resources)ページを開設した。

今回の改正では、「カロリー」を特に大きな文字で強調することや、1食分の量の表示、添加糖分の表示などが義務つけられる。新しい「栄養成分表示」は2018年7月18日までに実施されるが、年間売上金額が1000万ドル未満の企業は2019年7月26日まで猶予されている。

産業資源ページには、以下を含む有益な情報を提供する。

・一般的な質問や懸念に対する具体的例を上げたFDA
・最も一般的に使用されるラベルフォーマット用に作成された、新しいラベル仕様の注釈付きグラフィックイラスス
・高解像度ラベルフォーマットの例
・1日に必要なビタミン、ミネラル、および食品摂取量と1食分の単位(reference amounts customarily consumed per eating occasion)
・最終的なルールや参考資料へのリンク

例えばポテトチップの大袋なら、1袋分の栄養情報と、1食分の栄養情報のそれぞれを記載することになる。なお米国では食品単位「1食分」(serving size)はFDAによって規定されており、食品メーカーによってばらつきがないようにされている(21 CFR 101.12 reference amounts customarily consumed per eating occasion)。

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