コーヒーは低体重児、早産、女性の骨折リスクと関連

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2017.12.1

国際部

1日3-4杯のコーヒーは死亡リスクを低下させるという研究結果が11月22日、「BMJ」オンラインに掲載された。研究は、包括的レビュー(アンブレラレビュー)と呼ばれる方法を用いて、観察研究のメタ解析201件(67の健康転帰)と介入試験のメタ解析17件(9つの健康転帰)を特定し評価した。

コーヒー摂取は、大量摂取vs.少量摂取、飲むvs.全く飲まないとの比較におけるさまざまな健康転帰において害よりもベネフィットと関連することが多かった。摂取なしと比べて1日3-4杯のコーヒー摂取で、全死因死亡率(相対リスク0.83、95%信頼区間0.83-0.88)、心血管死亡率(0.81、0.72-0.90)、心血管疾患(0.85、0.80-0.90)を含む最大の相対リスク低下が示された。少量摂取と比べて、大量摂取は癌発生リスクの18%の低下と関連した(0.82、0.74-0.89)。またコーヒー摂取は、いくつか特定の癌、神経学的、代謝、肝疾患の低リスクとも関連した。有害な関連は妊娠で起こり、少量摂取または摂取なしと比べて、大量摂取は低出生体重(オッズ比1.31、95%信頼区間1.03-1.67)、第一期の早産(1.22、1.00-1.49)、第二期の早産(1.12、1.02-1.22)、妊娠損失(1.46、1.06-1.99)と関連した。また、コーヒー摂取と女性の骨折と関連がみられた。この関連は男性ではみられなかった。

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