2月の訪日外客数が過去最高を更新、インバウンド需要続く
2018.03.22
編集部
日本政府観光局(JNTO) がこのほど公表した2018年2月の訪日外客数(推計)によると、前年同月比23.3%増の250万9000人と、2月として過去最高を記録したことがわかった。昨年は1月末にあった旧正月休暇が今年は2月となったことにより、その影響を受けた中華圏の国や地域などでは、訪日需要の押し上げにつながった。
地域別訪日旅行市場を見ると、中国は前年同月比40.7%増の71万6400人で、2月として過去最高を記録。旧正月(春節)休暇が今年は2月中旬となったことに加え、好調なクルーズ需要や査証発給要件の緩和に伴う個人旅行(FIT)の増加により、訪日者数は前年同月比40%を超える高い伸びを示した。
東アジアで中国に次いで伸び率が高かった香港は、前年同月比26.9%増の17万8500人で、2月として過去最高を記録。旧正月休暇の影響により、当該休暇時期に合わせた航空路線の増便やチャーター便の運航による座席供給量の増加が、継続的な訪日旅行プロモーションの効果と相まって、訪日者数の増加を後押しした。
この発表を受け、株式市場においては、インバウンド需要に支えられている化粧品メーカーの株式会社コーセー(東京都中央区)や株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)、美容健康機器のヤーマン株式会社(東京都江東区)などに買いが集まっている。
- 参考リンク
- 日本政府観光局(JNTO)