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アメリカのサプリトレンドは、フィッシュオイルとメラトニン

アメリカ国立衛生研究所(NHI)は2月11日、米国内における健康サプリメントの利用状況を発表した。調査は5年ごとに実施されている大規模なインタビューで、今回は直近2012年の調査を受けて、2007-2012年におけるサプリメント使用の傾向を示したもの。8万8962人の成人と1万7321人の子供(4-17歳)が対象となった。

その概要は:

・成人で最も多く使われているのはフィッシュオイル(魚油)
・成人ではフィッシュオイル、プロバイオティクス、プレバイオティクス、メラトニン使用が増加
・成人ではグルコサミン/コンドロイチン、エキナセア、ニンニク使用は減少
・子供ではメラトニンは2番目に多い使用。2007-2012年で大幅な増加。

NHIでは以上の結果について分析を行ってはいないが、一般的に健康サプリメントの販売と同様の傾向にあるとしている。

アメリカで増加傾向にあるメラトニンは、免疫系を強化すると言われ、抗ガン効果、不眠症改善、降圧効果などさまざまな効果があるとされているホルモンのひとつ。ヒトでは脳の松果腺で合成されるインドールアミン誘導体で、生体リズムに深く関係する。日本と欧州では医薬品として医師の処方箋が必要な薬として扱われているが、アメリカでは健康サプリメントとして市販されている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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