日本抗加齢医学会総会、5月25日から大阪で開催

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2018.04.12

編集部

一般社団法人日本抗加齢医学会(理事長・堀江重郎氏)による2018年度第1回メディアセミナーが12日、都内で開催され、5月25日から大阪で開催される同学会総会の概要について紹介した。今回の総会は「環境因子との関係について、建築学を初めて持ち込んだ」(理事の太田博明氏)ことなどがトピックスとして挙げられた。

抗加齢医学とは、健康寿命を延長するための予防医学であり、横断的かつ生活者に積極的に行動変容を起こす医学という特徴があり、「運動」「食事」「精神」「環境」という4つの要素が健康寿命に関係すると考えている。

特に「環境」については、WHOの外郭組織である国際がん研究機関(IARC)ディレクターのChristopher P. Wild氏が提唱している“exposome”に基づいた考え方で、光、温度、湿度などの環境因子と人間の健康との関係性にも着目している。そこで、総会では「環境因子とアンチエイジング」と題したシンポジウムも用意している。

染色体の先端にある塩基配列(テロメア)が個体の寿命を規定するという“テロメア支配説”によると、人間は120歳まで生きることが可能とされており、この120歳を実現するには体力、知力、気力のほかに「金力も必要」(副理事長の山田秀和氏)とユニークな考え方を披露し、総会では医学だけでは成り立たない100歳健康時代を迎えるための「ライフイノベーション人生100年」と題したシンポジウムを開催する。

また、機能性表示食品制度の抗加齢医学への応用についてのシンポジウムを用意。このシンポジウムには株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)や味の素株式会社(東京都中央区)などが出席するが、同学会では食品以外に運動、精神(睡眠など)、環境(住宅や建材など)、美容(化粧品や美容器具)も機能性表示の対象になるとの立場から、興味深い講演を期待できそうだ。

【第18回日本抗加齢医学会総会の概要】
■日程:2018年5月25日(金)~27日(日)
■場所:大阪国際会議場(大阪府大阪市北区中之島5-3-51)
■事務局:株式会社メディプロデュース TEL:03-5775-2075、FAX:03-5775-2076

参考リンク
一般社団法人日本抗加齢医学会
第18回日本抗加齢医学会総会

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