ポーラ・オルビス「目もとは意志の強さ、口もとは親近感を表す」

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2018.06.26

編集部

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)は26日、目は「その人物の意志の強さ、知性、自信」などに関する印象を、口は「親近感」の印象を左右することを明らかにしたと発表した。今秋に発売されるポーラの商品をはじめ、ポーラ・オルビスグループの商品に活用する予定。

「目は口ほどに物を言う」という諺があるが、目もとや口もとの部分の形状変化が進むと、他人から見たその人物の内面の印象にどのような影響を与えるのかを調べる研究を行った。基準顔として複数の女性の顔を合成した画像を用意し、目もとまたは口もとに対し加齢により生じる形状変化を再現した画像を作成。これらの画像を20~50代女性に見せ、画像の人物の印象を評価・比較した。

目もとに形状変化を施した顔は、基準顔や口に加工を施した顔よりも「強い意志、信念を持っている」「イキイキ、ハツラツとしている」「知性と気品がある」「自信に満ちていて、頼りたくなる」の印象が有意に下がった。

これは、形状変化が進むと目尻が下がりやわらかい表情に見えたり、ちりめんじわが増えて目の印象がぼやけたりするため、意志の強さなどを感じにくくなるのではないかと考えられる。つまり目もとは意志の強さを語るパーツといえる。

一方、「親しくなりたい」「幸せそう」の項目については、口もとに形状変化加工を施した顔のほうが基準顔や目に形状変化加工をした顔よりも有意に下がった。形状変化が進むと、たるみにより口角が下がるため、不機嫌であるかのような印象を与えてしまうためだと考えられる。つまり口もとは親近感や幸福度を語るパーツといえる。

これらの結果により、目と口は別々の印象に影響していたことがわかった。自分をうまく表現し周囲とコミュニケーションをとるためにも、パーツごとのケアが大切であるといえそうだ。

今回の研究成果は、今年12月に開催されるヒューマンコミュニケーショングループシンポジウム 2018で発表する予定だ。

参考リンク
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス

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