【インターンシッププログラム】REAL VOICE「ハーバー研究所と広報の特徴とは、そして働くとは?」
月形 百花,月形 百花
株式会社ハーバー研究所 宣伝・PR部 小山田みどりさんにお話を伺いました。
「無添加主義の原点は肌に必要なものだけを使う」
━自社の製品を売り出すために、広報としてどのような方針を取っているのですか?
弊社は、「無添加主義」という理念のもと肌に必要なものだけを補う製品を作っています。日焼け止めやメイクの誕生を辿ると、アフリカのヒンバ族の人たちが顔から紫外線を守るために何かを塗ったのがメイクの始まりなんですよ。私たちの製品も基本は同じような考え方から作っています。例えば、私たちのメイク品はすべて「無機顔料」なんです。
肌に必要なものを使うという原点を伝えていきたいと考えています。
━ハーバー研究所の製品を使われる年齢層はどのくらいですか?
本当に幅広いですね。今年でハーバーは30年目になります。お使いいただいている中心は、30代~60代です。お母様から娘さんへ、という形で代々使われているケースも非常に多いですね。
━改良もされていないのでしょうか?
中でも、ハーバーを代表する美容オイルの高品位「スクワラン」は、製造当初から中身は何も変えていないんです。良いものは製造当初から変えないという信頼も支持されている1つだと思います。
もちろん。まったく変えないことはありません。容器は使いやすいように改良はありますし、新しい技術が生まれる中で、良いもの、改善の必要性があるものは積極的に取り入れています。
どうしても「美」というのは新しいものに飛びつきやすい傾向がありますよね、おしゃれだとか可愛いだとか流行っているとか。そういうことではなくて、肌に必要なもの。というところからスタートしているということが、他との違いかなと思います。
「ハーバー研究所には働きやすく色々なことにチャレンジできる環境がある」
━これまでの仕事をされてきて特に大変だったことはありますか?
例えば、私の仕事の1つに広告やリリースという対外的に情報を発信するという仕事があります。
実施して良かったとしても、必ず次に向けての評価や反省が生まれます。常に評価し、反省した課題をまた考え直すことは大変ですね。
そういった中でも、仕事は決められた時間で働くような環境がありますし、夏休みやお正月など、まとまった長い休みにはリフレッシュすることができるので大変と思うこともやりがいになりますね!
━ハーバー研究所で働いている方は、皆そのように働いているのですか?
そうですね。社員には女性でも子どもがいる人が多いんですよ。産休や育休取得も多いです。何より、今取材を行っているこの場所。毎週木曜日に無料で社員の夕食会があるんですよ。料理はそれぞれの持ち回りの部署で作ってもよし、どこかからデリバリーしてもよし、基本的には自分たちの好きなものを用意していいんです。
━その食事会にはどのような意図があるのでしょうか?
なんといってもコミュニケーションを大切にするということでしょうか。
お酒を飲みながら、仕事とは関係ない何気ない会話から相手のいい所が見えたり、なにより仕事のコミュニケーションが取りやすくなっていると思います。
━とても働きやすい環境があるのですね。
そうですね。それに、色々なことにチャレンジできる環境がありますね。様々な方とコミュニケーションできるということは、様々な仕事に携われるということですからね。
自分の仕事がこれだけという考え方はないですね。
部署にとらわれない考え方がハーバーにはあると思います。
「自社でつくる会報誌(無添加通信)を持っていることが強み」
━その他にハーバー研究所の良さ、強みは何でしょうか。
私が思うハーバーの特徴の1つは、自社で広告や会報誌を考え、作っているということです。中でも、「無添加通信」という会員向けに発行している冊子は社内で作っていますが、
単なる商品カタログではなく、楽しい読み物として読んでいただけるよう工夫をしています。たとえば、新聞社や雑誌の編集の方に記事を書いてもらったり。
発行前には、全社員に確認が来るんですよ。そこで社員から、『ここをこうしたらよりいいんじゃないか』など様々な意見が出てきます。だから、みんなの意見がはいっていると思います。商品を作り、それに必要な情報を発信するところまでやっているっていうところが面白いと思います。
「広報という仕事にはたくさんの要素がある」
━広報の仕事をやっていく上で、特に気にかけられていることはありますか?
広報という仕事はコミュニケーションが1番必要とされる仕事だと思います。色々な方とお話するので、「あれはああでしょ」といった自分の固定概念を持たなくなります。ニュースリリース1つ書くのも、色々な方の協力があってできることなので、やっている仕事は何となく編集部と似ている部分もあります。編集部の方のお仕事も、人から今流行っていることやブームになっていることを聞いて、記事にされるじゃないですか。
あと、記事を書くのに調べ物をすることもあるので記者的要素もあると思います。
「人と話すことが好き」
━もともと宣伝やPRに興味があったのですか?
人と話すことが好きなので、宣伝の仕事や広報の仕事に興味がありました。実際にやってみて、やはり人と話すことが好きな方が広報に向いていると思います。色々な部署や様々な取引先と仕事をすることが多いので、それはすごく楽しいですね。
━以前は営業をされていたとおっしゃっていましたが、広報の仕事にはすぐ慣れたのですか?
元々営業をしていたのも、人と話すことが好きだったというのがあるので、共通している点はあると思います。色々な方とお話ししながら仕事をするので。その中で、相手の言っていることを凄いなと思ったり、私も参考してみようかなと思ったり、そういうことがこの仕事のやりがいだと思いますね。
━初めての人と話すとき緊張しますか?
もちろんしますよ。私は初めての方と話すとき、その方の良いところを見つけるようにしています。そういうところを探すと自然に楽しくなりますよ。あとは、どんな仕事も人見知りをなくすことが大事ですね。人見知りをなくせば無敵だと思いますよ。
「仕事だけじゃなく、プラス何がしたいかを考えることが大切」
━ 小山田さんにとって、「働く」とはどのようなことだと思いますか?
働くということは、楽しく生きることじゃないでしょうか。働くことだけに人生を投下するのはもったいないと思います。働いて、何が得られるかということを考えることが大事です。仕事でやりたいこともあると思うけど、それ以外に何がやりたいか?を考えることも大切なんです。だから、私は仕事の考え方を、「広報にはこんな仕事があって」ではなく、「何が得られるか」ということを考えながら仕事をしています。仕事だけじゃなくてプラス何がしたいかを考えることが大切ですね。
今回の取材で、ハーバー研究所や広報の仕事のことだけではなく、「働く」ということの新しい意義やコミュニケーションのとり方など、様々なことを学ぶことができました。私も小山田さんのように充実した生活をおくれるよう、今回学んだことを教訓に就職活動に挑んでいきたいです。小山田さん、お忙しい中ご協力頂いて、誠にありがとうございました。
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