小児の前歯における審美的欠損、性格にも影響
2019.11.18
国際部
10~15歳の小児における前歯の審美的欠損と感情的および社会的幸福に対する影響を調査した論文が、2019年5-6月号の「International Journal of Clinical Pediatric Dentistry」に掲載された。本論文はオンラインで公開されている。
インドのパンジャブ州のアムリトサル地区の小児2582人を対象に、感情的および社会的性質を評価するための質問調査を実施した。この調査の目的は、前歯の審美的欠損が小児の感情的および/または社会的幸福に影響を及ぼすかどうかを評価することだった。
その結果、完全に前歯がない女児の性格は内気だった。審美的欠陥の最も一般的な原因は不正咬合(528人中291人)、続いて低形成/低石灰化、しみ、ペグ型、小歯、先天性欠損、外傷およびう蝕などが挙げられた。欠陥の原因に関係なく、53.8%の子どもたちは感情的に影響を受けており、他の子どもたちにからかわれることを恐れていた(77.1%)。