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皮膚バリア機能に有効性を示す新局所ローション

皮膚バリア機能に対する2-アザ-8-オキソヒポキサンチンを含む局所ローションの臨床評価の結果が9月5日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

今回の研究では、植物成長促進物質2-azahypoxanthine (AHX)が植物内で変換された物質である2-Aza-8-Oxohypoxanthine(AOH)0.1%を含む局所ローションの水分喪失に対する皮膚バリア機能への有効性をプラセボ製剤と比較した二重盲検プラセボ対照臨床試験を実施した。被験者は日本人20人(年齢:41-58歳、平均:48.4±4.7歳)で、8週間毎日、顔の半面に塗布した。角質層の水分含有量と経表皮水分喪失(TEWL)を試験開始時と8週間後に測定した結果、0.1%AOHローションが統計的に有意に大きなTEWLの減少させたことが示された。さらに0.1%AOHローションは、統計的差は見られなかったものの、8週間後に角質層の水分含有量の大幅な増加させたことを確認した。これらの結果は、AOHが水分喪失に対する皮膚バリア機能を備えた化粧品として有効であることを明確に示してていると結論された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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