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薬用化粧品開発におけるmiRNA

化粧品開発に活用可能な、肌の健康を改善に関連するマイクロRNA(miRNA)の発見に関する文献レビューの結果が10月12日、「Health Science Reports」オンラインに掲載された。

ヒトの皮膚では、miRNAは重要な調節的役割を果たし、細胞増殖、分化、免疫調節、および創傷治癒に影響を与えることにより、発生、形態形成、および維持に関与している。アトピー性皮膚炎、乾癬、悪性腫瘍などのさまざまな皮膚疾患分野で長年にわたって研究されてきた。今回の研究では、バリア機能を改善し、光老化、色素沈着過剰、および経時的な老化/老化を防ぐことで皮膚の健康維持・促進、また早期老化を回避と関連する可能性のあるmiRNAをレビューを実施した。

その結果、スキンバリア、色素沈着、ニキビ痕、光老化、加齢それぞれに関係する複数のmiRNAが特定された。miRNAは、皮膚の健康を改善し、早期老化を防ぐためのターゲティングにおいて理想的な候補となる可能性があり、皮膚の健康を高めることを目的とした薬用化粧品の介入のための新しい治療法にとって有望なアプローチであると示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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