市販の体重管理プログラムとdo-it-yourself（DIY）の体重管理アプローチを比較した無作為化臨床試験の結果が8月16日、「JAMA Network Open」オンラインに掲載された。
今回の研究では、BMI 25～45の成人373人（18～75歳）を対象とした無作為化臨床試験を2018年6月19日から2019年11月30日にかけて米国、カナダ、および英国で実施。対象者を市販の体重管理プログラムとDIY体重管理アプローチに無作為化して、体重変化の差を比較した。体重評価は3か月、12か月の時点で実施した。試験完了率は商業的体重管理プログラムグループで88.8％、DIYグループで95.7％だった。
3か月の平均体重減少は商業的プログラムグループで－3.8kgだったのに対し、DIYグループで－1.8kgだった。12か月では、商業的プログラムグループで－4.4kg、DIYグループで－1.7kgだった。群間の平均差は、3か月時で－2.0kg、12か月時で－2.6kgだった。体重5％減少を達成した人の割合は、商業的プログラムグループの方がDIYグループよりも、3カ月時［40.7％（177人中72人） vs. 18.6％（183人中34人）］および12か月時［42.8％（166人中71人） vs. 24.7％（178人中44人）］の両方で高かった。
