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過体重/肥満と食事性抗酸化物質の関連を検討

過体重および肥満の青少年の代謝健康状態と食事性抗酸化物質との関連を調査した結果が8月30日、「Nutrition Journal」オンラインに掲載された。

今回の過体重/肥満の青年203人を対象に、検証済みの食物頻度アンケートを用いて食事内容および摂取量を非横断的研究で評価した。食事の総抗酸化能力を示す鉄還元抗酸化能 (FRAP) 、人体測定パラメータと血圧状態、および空腹時血液サンプルからインスリン、グルコース、および脂質プロファイルを測定した。参加者を代謝的に健康な肥満 (MHO) または代謝的に不健康な肥満 (MUO) として分類するために、2 つの異なる方法 [修正された国際糖尿病連合 (IDF) 基準およびインスリン抵抗性(HOMA)に伴うIDF基準]が適用した。

その結果、IDF基準では79人(38.9%)、IDF/HOMAの定義では67人(33.0%)が MUOとして定義された。IDF基準では、FRAPの最高の三分位は、最低の三分位と比較して、最大調整モデルでMUOである可能性が低いことに関連していた。ただし、IDF/HOMA-IR基準では、すべての交絡因子で調整後、FRAPとMUOのオッズの間に有意な関係は見られなかった。食事性抗酸化物質の摂取量が多い青少年は、IDF基準ではMUOになる可能性が低くなると結論されるものの、HOMA-IR/IDFの定義では実質的な関連性は見つからなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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