ニキビ瘢痕へのフラクショナルピコレーザー痛み少ない

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2023.06.23

国際部

ニキビ瘢痕に対するフラクショナルピコレーザーの効果を検討したメタ解析の結果が6月12日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

ニキビ瘢痕に使用されてきたフラクショナルレーザーは治療法として確立されているが、避けられない有害事象がいくつか報告されている。現在、ニキビ瘢痕へのフラクショナルピコレーザーの使用が増加傾向にある。今回の研究では、ニキビ瘢痕へのフラクショナルレーザーとフラクショナルピコレーザーの効果比較を実施。PubMed、Embase、Ovid、Cochrane Library、および Web of Science データベースから7件の適格な研究を特定した。

その結果、3人の医師の評価システムでは、ニキビ瘢痕の臨床改善に両レーザーに差は見られなかった。患者が評価した有効性評価でも有意な差は認められなかった。一時的な局部出血はフラクショナルピコレーザーで多かったが、炎症後色素沈着過剰の発生率と痛みのレベルはフラクショナルピコレーザーで少なかった。治療後の浮腫の重症度も両レーザーで差がなかった。紅斑の持続期間は、フラクショナルピコレーザーと非切除型フラクショナルレーザーに差はなかった。

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