「キレイ」願望8割、あふれる情報に悩む実態浮き彫りに 朝日新聞アンケート
2016.10.25
編集部
株式会社朝日新聞社(東京都中央区)の「Reライフプロジェクト」は、このほどアクティブ世代の女性の美容や健康ニーズを探るアンケートを朝日新聞デジタル上で実施した。
40代~60代の女性を中心に442人から回答があり、回答者の8割が「いくつになってもキレイでいたい」と願う一方で、3人に1人は、情報や商品があふれるなか、「どれを選んでいいかわからない」「何を参考にしてよいか分からない」と悩んでいる実態が浮き彫りになった。
アンケートでは、「おしゃれや美容について、あてはまると思うものを選んでください」という設問に対し、「いくつになってもキレイでいたいと思う」と答えた人は81%。「流行や最新情報をチェックしている」(25%)、「自分はおしゃれの方だと思う」(24%)などと比べ、群を抜いて多かった。一方で、「おしゃれや美容について興味はあるが、何を参考にしたらいいかわからない」と答えたのは、33%にのぼった。
また、「化粧品を使ったり選んだりする際の悩み」について尋ねた設問でも、「自分に合うメークの方法がわからない」(53%)、「化粧品の種類や機能が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」(40%)といった回答が多く、女性たちが化粧品などの選択に悩んでいることが裏付けられた。
また、年代があがるほど、おしゃれや美容に気を遣っている人が多いこともわかった。同窓会など特別な場だけでなく、日常でも意識しているようだ。
「どんな時におしゃれをしたり、化粧に気を遣ったりしているか」を尋ねたところ、最も高かったのは「友人・知人の集まり(同窓会などめったに会わないと人たちと)」(68%)だった。「友人・知人の集まり(比較的よく会う人と)」(64%)、「家の外に出るときはいつも(近所でも)」(46%)などが続いた。
一方で、年代があがるほど、「ショッピングに行くとき」「友人・知人の集まり(比較的よく会う人たちと)」「家の外に出るときはいつも(近所でも)」など「ちょっとした外出」でも、化粧やおしゃれに気を遣っていた。「家の外に出るときは、いつも(近所でも)」と回答した年代別の割合は、20代は38%だったが、50代48%、60代52%、70代75%と、年齢が上がるにつれ高くなった。
「気になる悩み」を尋ねたところ、シニアならではの悩みが浮かんだ。全体では、「白髪が増えた」(59%)が最も多く、「顔のシミが目立つ」(58%)、「肌のたるみが目立つ」(48%)などが多かったが、年代が上がるにつれて、「髪が細くなった、薄くなった」「目元・口元のしわが目立つ」「視力が落ちて、化粧がうまくできない」などの割合が高くなる傾向がみられた。
白髪は年代による差があまり見られないのに対し、「髪が薄い、細い」を選んだのは、20、30代で10%台なのに対し、50~70代は33~40%。また、「目元・口元のしわ」は、30、40代は32%だが、50代で40%、60代で57%と伸びている。
- 参考リンク
- アンケート結果