炭酸飲料、歯のエナメル質に大きなダメージを与える
2013.05.30
編集部
1952年創立、米国で2番目に大きな歯科医師協会Academy of General Dentistry (AGD)は28日、炭酸飲料は歯に悪いという調査結果を発表した。
調査によると、炭酸飲料、違法薬物のメタンフェタミン、クラックコカインそれぞれを長期間摂取している患者の口腔は酸のレベルが高く、歯へのダメージはほぼ同様だったという。
歯の表面を覆うエナメル質は酸に弱い。炭酸飲料ではクエン酸、メタンフェミンでは製造過程で使用されるバッテリー液、ランタン燃料、ドレインクリーナーなどの腐食性物質、クラックコカインの強い酸性がそれぞれ、歯表面の浸食を促すと考えられている。
ダイエットコーラなどの甘味料系の炭酸飲料にもクエン酸は使用されており、飲んだ後は必ずうがいが必要と、同協会広報部のEugene Antenucci氏は述べている。