概要
語源は「Cellule( 細胞)+ ite( 鉱物)」の合成語としてフランス発祥説が有力。
欧米では1970年代から皮下脂肪とは区別され、ニューヨークのエステティックサロンの経営者であるニコール・ロンサードがセルライトについて書いた本がベストセラーになったことで広く知れ渡る。日本での認知はかなり遅れ、90年代後半からメディアで取りあげられ、それに付随する美容産業も激化した。セルライトは医学的に正確な論証が未だ定まっておらず、体重増加、冷え浮腫みが原因で、「脂肪組織に溜まった老廃物や水分」「脂肪細胞同士の付着」「リンパ、コラーゲンの固まり」などが有力とされている。
美容へのアプローチ
肥大増殖すると皮膚表面がざらつき、デコボコし、吹き出物なども出やすくなるため、「美容の大敵」とされているセルライト。
成人女性の約8割が内包しているとされ、太腿から臀部にかけて特に発生しやすい。冷えやむくみなども要因の一つで、それらの解消法も含め、エステティックでのセルライトケアの方は、日々進化の一途をたどっている。特に美容機器でのアプローチは痩身施術に付随して多種多様。近年では代表的なものにキャビテーション、ラジオ波、エンダモロジーなどがある。悪化したものの自己処理でのケアが難しいこともあり、エステティックでの施術効果を大変期待されている分野でもある。