定期的な運動で更年期にもダイエット
2017.02.20
国際部
閉経後女性でも痩せられるという報告が2月15日、The North American Menopause Society (NAMS)からリリースされた。今回の新しい研究は、定期的な運動が体重を減らし、座り姿勢が多い生活をしていた人でさえも、ほてりなどのわずらわしい症状を抑制できたという結果を示した。研究の詳細はNAMSの学会誌「Menopause」オンライン版に掲載されている。
閉経期の移行中にエストロゲンレベルが低下すると、多くの場合、女性の全体的な生活の質を損なう身体的および精神的健康問題(更年期障害)が発生する。 今回の研究では、これまでの12ヵ月間は座り姿勢が多い生活だった。45~65歳のスペイン人閉経後女性234人を対象に、この研究のために作成された20週間の運動プログラムの実施を行った。その結果、参加者は心臓血管に柔軟性が戻るなどの有意な改善などを含む、短期および長期の身体的および精神的健康における肯定的な変化を経験した。
これは、更年期障害にホルモン療法を使用したくない女性、有害な影響なしに安全で効果的な非薬理学的選択肢を探している女性にとって特に良いニュースであると研究者らは述べている。「定期的な運動というアクティブなライフスタイルが、健康、生活の質、および閉経後の女性の健康状態を向上させることを示す研究結果が増えている」とNAMSのエグゼクティブディレクターJoAnn Pinkerton博士は述べた。「報告された結果からは、参加女性はほてりが減り、気分が改善され、全体的に健康リスクが少なくなったと感じていることがわかった」。