「YAKUZEN EXPO 2017」開催概要を発表
2017.05.2
編集部
中村学園大学(福岡県福岡市)はこのほど、「YAKUZEN EXPO 2017(薬膳 EXPO)」を9月1日~3日の3日間、福岡国際センター・福岡国際会議場において開催すると発表した。現代社会において食が大きな転換期にきているとの認識のもと、もう一度原点にもどって食をながめてみようというコンセプトを掲げており、期間中2万人以上の来場者を見込んでいる。
「YAKUZEN EXPO 2017」では、食の未来を体感してもらうため、テーマゾーンを設け、「人類が歩んできた食のグレートジャーニ」、「進化した日本型薬膳によるゆりかごから百寿まで」、「美容やアンチエイジングの薬膳料理ショー」、「食品企業による食のマネージメント」、「薬膳フードコートによる食の楽しみ」など多彩なイベントを用意。さらに、薬膳のシンポジウム、市民公開講座も開催し、楽しみながら学べる参加型の博覧会となっている。
2006年12月に同大学が主催する日本初の薬膳博覧会として、「2006年日中薬膳・機能性食材博覧会」を開催している。3日間で計1万2,000人を超える来場者があり、「薬膳の可能性」を発信することができた。その後、国内では機能性表示食品制度が始まり、科学的な根拠に基づいた食品の安全性や機能性が求められる時代に突入。このような社会的ニーズに応える食のスペシャリストを育成するため、2017年4月には同大学栄養科学部にフード・マネジメント学科を開設した。
同大学が考える日本型薬膳とは、「中国医学に基づいた薬膳と日本の伝統的な食事一汁三菜との融合」。機能性をもった食材の組み合わせによる食「薬膳」と、健康食とよばれる日本の伝統食の形「一汁三菜」との融合により、日本人にとって自然で無理のない科学的根拠のある理想的な食事を目指す。
初日1日の開催記念シンポジウムでは、「世界にむけた“YAKUZEN”の発信」 をテーマとして、上海中医薬大学による特別講演「中医学によるヘルスケア事業の展開」、中村学園大学による基調講演「世界にむけた“YAKUZEN”の発信」、シンポジウム「“YAKUZEN”と腸内環境」などを用意。2日の市民公開講座では、「日本の食文化と養生」をテーマに、MIHO MUSEUM館長の熊倉功夫氏と中村学園大学による講演・シンポジウムなどが開催される。
テーマゾーンにおいては、薬膳料理を紹介するゾーンも設けており、理想的な薬膳料理ショー(老化予防・便通改善・美容のための薬膳など)、有名シェフによる料理ショー、世界の薬膳料理紹介などが計画されている。
【YAKUZEN EXPO 2017の概要】
■日程:2017年9月1日(金)~3日(日)/時間:10:00~17:00
■会場:福岡国際センター(展示会)及び福岡国際会議場(シンポジウム)
■主催:中村学園大学、上海中医薬大学
■料金:展示会入場料500円(3日間有効)、シンポジウムは無料(一部有料1,000円)
- 参考リンク
- YAKUZEN EXPO 2017