核酸

用語辞典

監修:美容経済新聞

概要

人体をはじめすべての生物を構成する細胞の中にある酸性の物質。デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の2つの種類に分けられる。生命の根幹というべき役割を担っている、生物にとって重要な物質。DNAは細胞の核の中にあり、親から子へ、細胞から細胞へ伝わる遺伝情報の実体。ちなみに、DNAが二重らせん構造でつながったものを染色体(ゲノム)という。RNAは核の中や核の周囲の細胞質内にあり、DNAの遺伝情報に従ってタンパク質を合成し、それによって新しい細胞が作られる。

美容へのアプローチ

タンパク質(アミノ酸)と核酸は細胞の重要な構成要素。核酸は細胞分裂に欠かせないため、核酸が不足すると細胞分裂のスピードが遅くなり、老化した細胞が増えてしまう。肌の生まれ変わり(新陳代謝)は皮膚細胞の分裂によって行なわれるので、老化した肌細胞が増えることは肌の老化に直結する。核酸は肝臓でアミノ酸などを材料に合成されるが、加齢とともに合成できる量が減少する。食べ物からも摂取でき、肝臓の負担を減らすことにもつながるので積極的に摂りたい。

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