世界の乳製品代替市場は2023年までに296億ドルに成長

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2019.02.7

国際部

世界の乳製品代替市場は急速に拡大しているようだ。市場調査会社 Markets and Markets社は、乳製品代替市場(大豆、アーモンド、ココナッツ、米、オーツ麦、ヘンプ)は2018年の173億ドルから、2023年には296億ドルに成長するという予測をこのほど、発表した。 乳製品代替市場を牽引する主な要因には、高まる健康志向とビーガンダイエットの普及が考えられる。消費者は、乳製品の代用品として、豆乳、アーモンドミルク、ライスミルク、その他の植物ベースのミルクなどを消費する傾向が高まると予測される。また、乳アレルギーの症例の増加は、世界的に乳製品代替品の消費を促進し、市場を牽引すると期待されるという。

「Dairy Alternatives Market by Source (Soy, Almond, Coconut, Rice, Oats, Hemp), Application (Milk, Cheese, Yogurt, Ice Creams, Creamers), Distribution Channel (Supermarkets, Health Stores, Pharmacies), Formulation and Region – Global Forecast to 2023」(有料レポート)の中で、乳製品の種類ごとの分析、流通チャネル、地域別分析などを提供。

乳製品代替市場は、供給源に基づいて、大豆、アーモンド、ココナッツ、米、エンバク、ヘンプ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツなどに分類される。アーモンドベースの製品の市場は、 高い栄養成分、原料の入手容易性などさまざまな利点が認識されており市場で大きな需要がある。アーモンドセグメントは、予測期間中に最高の年平均成長率を記録する見通し。

用途として、牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、チーズ、クリーマーなどに分類される。ヨーグルトは、乳製品代替品にとって最も急成長している分野で、 乳製品ヨーグルト代替品は、コレステロールがなく、カルシウムとビタミンDで強化された新製品開発が進み、ビーガンと乳糖不耐症(ラクトースフリー)の消費者のための健康食品として需要が高まると予想される。

アジア太平洋地域は予測期間中に最大の市場シェアを保持すると予測されている。同地域は、消費者の経済力の増加と、安価で豊富な豆乳の消費の増加によってマーケットは牽引されており、予測期間中にその勢いはより強くなる。 忙しい生活様式と可処分所得の増加により、栄養強化食品および飲料製品の需要がこの地域で高まっており、代替乳製品の利用は、消費者の需要により急速に拡大すると期待されている。

参考リンク
marketsandmarkets.com

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