ランニングの筋肉疲労への振動ローラーの効果

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2020.12.16

国際部

筋肉疲労回復のための血流への振動ローラーの影響を調査した結果が12月6日、「International journal of environmental research and public health」オンラインに掲載された。

20~45歳の23人の健康なランナーがクロスオーバー試験に参加した。ランニングによる介入により筋倦怠感を誘発し、介入前後にローラー2種(フォームローラーおよび振動ローラー)を用いた回復を測定した。各被験者を3つの時点(ランニング前、ランニング後、ローラー施術後)で測定し、腓腹筋中点での皮膚血流灌流と血流振動を比較した。

その結果、フォームローラーよりも振動ローラーで血液灌流が大きいことが示されたが統計的な違いはみられなかった。血流振動の分析は、振動ローラーがフォームローラーよりも30%大きい内皮活性化を誘発していた。振動ローラーは筋原性活性への特徴的な周波数を大幅に刺激するものの、効果量は少なかった。

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